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1、特徴は?

2011年3月11日の東日本大震災にて、両親を亡くした孤児への支援。支援する対象の子供達の条件が、『孤児』と限られている。英国で設立されたチャリティー団体が、日本の孤児を英国から支援する。

2、何をしてあげられるか。

教育費用、特に英国に孤児たちを招待したり、日本にて英語合宿をし、英語学習のサポートや、視野を広める体験機会を与える援助をする。皆で一緒に過ごしながら活動し、新しい体験を英国人たちとして、震災孤児たちの横のつながりも作る。そして子供達の心のケアーなどに気を配る。

英国滞在中は、観光だけでなく英語や英国のマナーの勉強、そして同年代のイギリス人学生で日本語を勉強している人たちと一緒に行動する

孤児に特定のスポンサーたちをつけ、手紙のやりとりなどをして、長く見守る。手紙は、ボランティアにより、訳される。すでに毎月決まった金額を寄付してくださる英国人たちがいる。

3、何故それが助けになるのか。

この団体に連絡をとってくる孤児、そしてその関係者は、英語や英国に興味がある方々なので、ニーズにあっている。英国が好きでイギリスに行ってみたい、という希望がある孤児や、関係者で『英語を学ぶのは、将来にとって大切』と考えている方々が連絡をとってくる。2012年のクリスマスに招待した孤児の感想文を読むと、英国での体験が彼女の人生にどのような影響を与えたか把握できる。

2012年、訪英のレポート日記

4、何故、緊急なのか。

子供の成長は早く、小さい時(成人する前)に体験した事はとても貴重で、かれらの人生に大きな影響を与える。少しでも早く多くの寄付金を集めて、英国からの『応援の心』が存在する事を、孤児たちに伝える。

5、他のチャリティーとどう違うか。

小さな団体なので、寄付金が誰のため、何のためにどのように使われたか把握でき、ホームページで報告できる。そして孤児たちの、個々の成長ぶりを見守る事ができる。

6、この半年で、何をしたいか。

今年2016年4月6日に、福島の『花見山』にて、子供達とその関係者と英国からのボランティアたちが一緒にお花見をした。皆で満開のお花を見ながら山を歩き、自然の中で話をした。英国人たちは、子供達や関係者の話に熱心に耳を傾けていた。2016年7月28日(木)から8月9日(火)まで、英国に子供達を招待する。

7、長期的には、どうしたいか。

英国から孤児の子供達が成人してからも、応援を続ける予定なので、その組織作りをする。
毎年、定期的に子供達とその関係者を集めて、英国人ボランティアと一緒に合宿をするので、それを組織化する。

8、何故、英国からなのか。

子供達にとって、英国は遠い国で文化も違う。
わたくしたち団体に連絡をとって頂く方々は、英国に興味のある方が多いようだ。
英国から行くボランティアたちは、日本語教師である『田中ソロウェイ明美』の生徒で、日本語が話せる英国人たちだ。英国から、たくさんの人たちが長期に渡って『応援』している事を伝えたい気持ちで、子供達に会いに行く。

<ウィリアム王子様からの手紙と、今年の3月11日>

今年も、震災後5年目の3月11日に『追悼式』をロンドンで行いました。

ウィリアム王子様から手紙が届きました。

2015年2月下旬に王子様が日本を訪問する前に、エイドフォージャパンから手紙を書きました。日本で子供達に会ってほしい、という希望の内容を送ったのですが、『今回は公務なので、予定はたくさん詰まっていて、変更はできない。申し訳ないです。でも、被災地は訪問します。』『この団体の設立者が、訪日前に自分に手紙を書き、この団体の存在を知らせてくれて感謝します。』というような丁寧なお手紙でした。そして、日本から中国に立つ日づけでの2通目の手紙が届きました。『訪日前に、手紙をくださりあなたたちの活動の存在を知らせてくれて、本当にありがとう。石巻と女川を訪問しました。希望には添えませんでしたが(孤児に会う事)、公務だったので申し訳ないです。』との内容でした。

そして、日本と中国訪問後4月1日付けで、3通目の手紙がきました。3月15日に、2通のお手紙への返事を書いたのですが、その手紙への返事です。

『日本で見た事に、とても感動しました。そして、皆が一体となり再建しようとしている事に。どうか、これからも定期的に手紙を書いて、子供達の事を知らせてください。』という内容でした。

9、何故、長期支援なのか。

孤児たちに、個々の英国人サポーターがつく、という事は、英国から特定の孤児たちを見守る事ができ、手紙などのやりとり、そして訪英して実際のサポーターたちに会う、という事は、孤児たちにとって、英国に第二の家族ができる感情になる。成長していく姿も、スカイプなどで英国から把握することができる。他の基金は、高校か大学を卒業するまでの金銭的支援だが、エイドフォージャパンは孤児たちが40歳、50歳になるまで支援を続けていく。そして、日英間の友情を築いていく。

成長して、自分で仕事をして航空券が買える立場になったら、第二の故郷のように英国を訪れ、サポーターの所に滞在する関係が築く事ができるだろう。

10、将来は?

現在15名の震災孤児たちを支援しているが、これからもっと子供達の数が増えるだろう。

英語圏では、ゆっくりとわたしたちの存在が知られ始めているので、日英スクラムを組んで頑張りたい。

この活動が日本と英国の友好関係を助け、一緒に助け合い学びあっていきたい。

創立者がロンドンのロータリークラブの会員、という事もあり日本全国のロータリークラブから応援を頂き、感謝している。

また、特定非営利活動法人の『ふくしま震災孤児、遺児をみまもる会』も協賛してくださり、わたしたちのチラシを会の建物に置いてくださった。
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2015年3月11日には、ロンドンで震災4年目のイベントをして、亡くなった方のために2分間の黙祷をする。その前の2月11日には、わたしたちの活動の協力者が東京で集まり、将来の方向性を話し合いながらのお食事会。

『宮城県と岩手県のリスト』にたった1団体、海外から掲載されています