英国から震災孤児をみまもる活動の報告
by ポールブラウン
3月11日 WeWork 9 Devonshire Square, London, EC2M 4YD にて
今年は、2011年の東日本大震災から5年目です。被災地の方々や犠牲者への思いを込めて、そして復興を願いながらイベントを行いました。
わたくしたち、震災孤児を支援しみまもる『エイドフォージャパン』は、この機会に
わたくしたちの活動やこれからの計画を報告するだけでなく、日本文化を紹介する内容も含めました。
今回、エイドフォージャパンは、英国の大手の新聞『テレグラフ』と『ガーディアン』
にて、紹介されました。加えてイベントにいらしてくださった方々には、直接報告できて良かったです。
最初に、禅僧のスキナー大山老師によるIn Heaven’s River の本の紹介。この本は17世紀の禅僧の円空により作られた仏像と詩選集です。円空は、洪水で母を失った孤児でした。
この本と、井上ひさしのTales from a Mountain Cave は、エイドフォージャパンへの寄付のためにイベントで売られました。井上ひさしの本の内容は、設定が被災が多大であった釜石になっています。
日本の伝統文化の武道も紹介されました。ジョンエバンズ先生とその生徒たちが不動舘道場の抜刀道のデモストレーションをしました。日本の古典的な武器を使っての技と自己鍛錬について話しました。抜刀の意味は、かたなを抜き、打つことです。修行者の完璧な訓練を目的としてます。
ジョン先生が説明したように、抜刀道は日本文化が本来もっているものを使う方法で、2011年の震災で被災して生き残っている方々の心模様とつながるかのようです。
ソロウェイ明美は、エイドフォージャパンがどのように子供たちの将来を明るくするか、希望を与えられるか、どのような活動をしているのかについて話しました。
そして、この夏に日本に行きボランティアでファンドレイジングをする少年2名を紹介しました。少年の母親は、ロータリアンです。また、この夏休みに日本から子供たちを英国に招待します。
その後、ジャスティンせんりゅうさんが、尺八を演奏しました。日本の伝統的な楽器です。
飲み物や食べ物もありました。地元のお寿司屋さん『まき』が寄付してくださったお寿司、そして『ジャパンセンター』からはおにぎり、『和菓子』からはドラヤキの寄付がありました。
このイベントの参加者は、2011年の悲惨な様子を見て更なる理解を深めたでしょう。
5年たった今でも、震災で被害にあった人々の心に影響を与えているでしょう。エイドフォージャパンが支援している子供たちは家族を失いました。その子たちのために、できるだけのことをし、これから支援していきます。
今回のイベントに御協力してくださった、ジャパンセンター、和菓子、まき、抜刀道不動館の方々に感謝の気持ちを述べて失礼申し上げます。
このイベントで、おかげさまで寄付金が10万円以上集まりました。